夢うつつでどこかの建物へ向かう主人公。
頭の中に「奪え、奪え!」と声が響く。……って何を奪えばいいんだか。
建物の扉を開けると、中でサンドラの魔道書を奪って立ち去ろうとする兵士。
なぜか流暢に喋る主人公。挑みかかった兵士を切り捨ててしまう。
……あのー、主人公の装備は「青銅の剣」だったはずですが……まぁ、いいか。
しかし、魔導書を持っているのはもう一人の兵士。
そいつは窓を破って逃げてしまった。追おうとしたところで主人公またもや昏倒。
場面は変わり、仮面騎士2名に襲われる大柄な男(ウォレス)。眼を傷つけられ崖の下へ。
仮面を外した騎士は、主人公の顔だった。
自宅で目を覚ました主人公。
ティピ曰く、街道で主人公が倒れた後、手助けを呼んで戻ると主人公の姿はそこには無く、
その後主人公は魔道学園で倒れていたとの事。
サンドラの説明によると、魔道書の内容は、魔水晶の魔力成分について。
魔水晶は魔力が結晶化したもの。ある場所で採れる魔水晶を調べてみると、グローシュが含まれていた。
グローシュはグローシアンのみが持つ魔力で、普通の人間には無いので、
魔水晶から取り出すことができれば魔道学は大きく変わるらしい。
……ええと、空中を漂ってる光の粒がグローシュ、
日蝕・月蝕の期間に生まれたグローシアンはグローシュを体内に持っているので魔力が高い、って事?
さらにサンドラの講義は続く。
忘れられかけている事実だが、人類は本来この世界の人間ではない。
500年前に滅びの危機に瀕し、魔法でこの世界に渡ってきて、
それ以降、人類のもつ魔力は微弱なものとなった。
元の世界にはグローシュが満ちていたが、この世界にはグローシュがないので
自分の精神力だけで魔法を使わなければいけないためだという。
旧来の魔法を使えるのはグローシアンだけである。
現在、二つの世界を重ね合わせることで人類はこの世界に存在している。
その空間の歪みは一定していないので、元の世界の影が現れることがある。
(それが日蝕や月蝕という現象であるというのが本作の設定。)
この時期に生まれると無意識にこの時の空間の歪みを記憶し、
自分の中に向こうの世界とのチャンネルを開けるようになる。
そのチャンネルでもって向こうの世界のグローシュを消費して魔法を使えるからグローシアンの魔力は高い。
サンドラは魔道書を再度執筆することにしたので、
主人公にお使いを頼む。「魔法の眼」を入手。ティピ曰くメガネのような形状らしい。
サンドラの説明によるとこれは東のデリス村の剣士に頼まれていたもので、
失った視力を魔法により多少戻してくれるのだそうな。
王都から出て東に向かい、川を越えた先に小さな村があるから、
そこの宿屋で待ち合わせとの事。待ち合わせの相手はウォレスという義手の剣士。
あくまで主人公にはお使いだけを頼み、学園へと向かうサンドラ。
しかしここで「犯人の顔をアンタが見たんなら、犯人捜してみれば?」と焚きつけるティピ。
「私もお兄ちゃんについて行くー!」とノリノリのルイセがPT加入。
……俺がこの状況だったらルイセには自宅で待ってろと言うな絶対。
好奇心だけで旅に加わって暴漢と交戦する事でもあって、さらにケガでもされたら確実に主人公の責任にされるだろこれ。
まぁ、この世界の人はそんなみみっちぃ事考えないものなのだろうか。
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